ポイントを押さえて、良い家を建てよう！>厚い熱気が夕方に逃げない理由

あなたは、こんな経験がありませんか？

昼間の気温が35度ぐらいの晴れ渡った暑い夏の日でも
夕方６時を過ぎて、夜８時ごろになれば
涼しい風が吹いてきます。

ところが家の中は、32〜34度。

網戸にして、外気を部屋の中に取り込んでも暑くてしかたがない。

そのため、ついついエアコンを付けっぱなしにして
寝てしまうので、風邪を引いてしまう。

なぜ、こんなことが起こってしまうんでしょうか？

それもこれも実は、夏に蓄熱材と化している断熱材のせいなのです。

では、ここで熱の伝わり方について
勉強を少しだけしましょう。

まず直接触れることで熱を伝える｢熱伝導｣

次に期待や液体が熱を伝える｢対流熱｣

そして、赤外線が熱を伝える｢輻射熱｣という３種類があります。

これらのうち、夏の暑さには
｢輻射熱｣というものが、大きく影響してきます。

どういうことかというと太陽から放射される赤外線が
外壁を通して断熱材に当たります。

赤外線は目に見えない光線なので
人間は視覚で確認する事ができないのですが
この赤外線が断熱材を暖めているようなのです。

そこで暖められた熱が
外気の温度が下がったときに放射されてくる
現象が、夏の夕方でも家の中が
外よりも暑い！という現象になって表れるのです。