ポイントを押さえて、良い家を建てよう!>内断熱工法の実力って一体?

研究を重ねてたどりついたのが、内断熱工法というもの。

ですが、当初はそれほど室内が暖かくならなかったそうです。

その主な理由は、外壁の内側につ得る断熱材が詰め切れていなかったため
そこから外の冷気が中に入ってしまったから。

しかし、これはしょうがない部分もあったのだそうで…

日本の家屋が「風通し」を大切にすることを至上主義としてきたから!
というのが一番の理由。

一昔前は、床は木材を並べてその上に畳を置いただけ。
屋根裏も天井には何もない状態で外気は外から入り放題。
家には無数のすき間があって、そこから自然換気をすることで
夏の暑さを乗り切っていたようです。

つまり、密閉するということは、タブーとされてきたのです。

こうした昔ながらの考えが引きずられる形で
断熱施工もまた中途半端になったままで進められてきたのです。

その後、北米やカナダなどの住宅先進国は
「高気密・高断熱」をコンセプトに家づくりをしていったのです。

熱い断熱材をすき間なく詰めるということ。

木製の窓を捨てて、鋼鉄製、アルミ製の窓枠を取り付けて
建物のすき間はできるだけ埋めることを実践していきました。

自然換気量が少なくなった分は
機会換気で補おうというものだったのです。

冬に暖かい家を目指す日本もこの流れに乗っていきます。

しかし!ここで大きな壁にぶち当たりました!

それは、シックハウスという現象から始まりました。

建材から出るホルムアルデヒドなどの化学物質によって
めまいやアレルギー性の疾患などをもたらしてきたのです。

その後、24v時間換気が義務付けられました。

次に起こったのが結露の問題…

壁の中に断熱材をすき間なく埋めることで
屋外と室内に湿度差が生まれて、室内側から壁に入る水蒸気が
壁の中で結露して、それがシロアリを呼んできたり
壁や柱を腐らせてしまうという原因になったのです。

その後の研究の成果で、防水透湿シートを貼ることで
湿気を逃がすということがわかったそうです。

これが今現在の主流になっている内断熱工法なのです!

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