ポイントを押さえて、良い家を建てよう！>健康に過ごす家の重要性

快適な家とは、どのようにしたら実現できるのでしょうか。

まず一番重要な条件は「家族みんなが健康に過ごせる家」なのです。

「健康」というキーワードを出すと
家づくりの本などでは「無垢の材木がいい！」や「自然素材の珪藻土がいい！」
と、書かれている場合が多いようです。

そのような材料に気を使うことも、たしかに重要だと思います。

たしかに、いい材料は健康にいいものも多いと思います。

建築用の材料は現在、化学物質を使う場合、かなり細かい基準により
保護されていて、いわゆるシックハウスの原因になるような有害物質を
大量に撒き散らすような住宅はほとんど見受けられなくなりました。

つまり、健康にいいといわれる材料と普通の材料の差は
基準が厳しくなったおかげで、ほとんどないのが現状です。

なので、健康材料はいたずらに高い天然の材料を使うよりも
ちゃんとしたJISマークが付いていて
そのほかの基準も満たしていれば
極端な話、何でも良いと思われます。

ですがここで言いたいのは「健康」とは、材料の選択ではなく
ホコリの問題と温度、空気の室に関わる問題なのです。

たとえば、みなさんは、これまで一度や二度ぐらい、夏に冷房をかけすぎて
体の調子を崩したという経験をお持ちだと思います。

熱帯夜で冷房を付けたまま眠ってしまい
朝起きたら風を引いていたということはありませんか？

また、冬にストーブをガンガンにたかなければ寒くて過ごせないけれど
そのせいで、子供のぜんそくがひどくなったという話を
聞いたことがありませんか？

これは一つの例ですが、健康を維持できない家では
決して家族が快適に過ごすことはできないのです。